Tenores (テノレス)2003
生産者コメント
来年の春に、皆様にお会いできることを祈っております。それまでの間、お互いを知り始めるために、なぜ、僕がぶどう畑と、樽、ワインの瓶に囲まれて生活しているのかという“深い理由”を、皆様にお送りします。“もしホモサピエンスであったなら、サピエンスとは「見る」ことであり、「観察」することではない。「聞く」ことであり、「聴く」ことではない。「匂いを感じる」ことであり、「匂いを
嗅ぐ」ことではない。だったら、僕はホモ・サピエンスであることを誇りに思う。それだけだ。僕は自分を他の動物と同等の動物だと思っている。地球と宇宙に属するものなのである。僕が自由であるための最小限の理性を備えた動物でありたいと思う。だから僕はワインを造る。それは自分が自分である-直感的に動物-と感じるための方法だからである。僕は市場を意識しない。僕が好きな、僕の土地であるセンノリで出来るワインを造るだけである。僕は僕であり、他人が僕にこうあって欲しいと望むような人にはなれないのだ。
それでは、近いうちに。
-アレッサンドロ・デットーリ
ワインの味について
まず目を引くのは繊細さとエレガントさ。生き生きとした紫がかったルビー色。インパクトのある香りは複雑みにあふれ、奥行きがある。熟したフルーツのジャムや、甘いスパイス香がアルコール香に溶け込む。まろやかな口当たりで、凝縮したリッチな味わい。高いアルコールは、甘いタンニンとフレッシュさ、適度な糖分がバランスをとる。長く続くエレガントであまやかな余韻は、食事を楽しませてくれます。
各誌評価:カンベロロッソ 3ビッキエリ&ヴェロネッリ スーパー3ステッレ 93点ドゥエミッラヴィーニ5グラッポリ
トリプル受賞達成